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私たちは,長崎大学が進めている坂本キャンパスでのBSL4施設建設の差し止めを法的手段により求めます。
BSL4施設は,エボラウィルスなどの最高度に危険な病原体を扱います。その病原体は,環境次第では数日間生き続けるという研究結果もあり,ひとたび病原体漏れがおこれば,坂本近隣に限らず広範囲にわたり感染を引き起こす可能性があります。このような施設が身近にできることにより,住民は毎日不安な日々を過ごさなければならなくなるのです。
上記の観点から,WHOの指針では,住宅地への設置を避けるよう求めています。また日本学術会議の提言においても,BSL4施設設置の必要性は認める一方,「新施設の建設にあたっては,地元自治体,地域住民とのコミュニケーションを準備段階からとり,十分な合意と理解と信頼を得つつ進める必要がある」とされています。
にもかかわらず長崎大学は安全性の確保について住民の合意を得ることを放置したまま,2018年12月中旬にも建設工事に着手しようとしています。
私たちはこれまでも,この危険なBSL4施設建設を中止するよう,1万7千筆近くの署名を集め,集会や陳情を繰り返し,地域住民,市民の中に多くの反対の声があることを訴えてきましたが,長崎市や大学は,その切実な声に耳を貸そうとしませんでした。
合意と理解と信頼が得られていない建設は認められません。そこで「BSL4施設計画の差し止めを求める会」を設立し,長崎大学に対し,BSL4施設建設の差し止めにつながるあらゆる法的手続きを申請することにいたしました。
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